チケトレはライブチケットの転売防止に効果があるか?

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みなさんこんばんは。

なぜなに金券ショップは金券ショップで見かける新幹線格安チケットや商品券・ギフト券・株主優待券などの金券についての利用方法や情報について解説しているブログです。金券ショップをもっと気軽に利用していただけるように、金券の情報や金券ショップに関わる記事を掲載しています。

取り上げてほしい題材などございましたら、お問い合わせフォームツイッターでお伝えいただければ記事にしていくつもりです。それでは今回もよろしくお願いします。

私はライブチケットを購入してまで行きたいアーティストのライブなどがないため、チケットの転売についてそこまで関心が高くありません。ただ、金券ショップの店員として、どうしてもライブチケットの転売に関わらざるを得なかったので、それなりに情報は得るようにしています。

以前の記事「USJのエクスプレスパスがヤフオクから消えた!?USJエクスプレスパスを購入する方法」でチケットキャンプの紹介をしたり、「ライブチケットの転売について金券屋が感じていること」でライブチケットの転売について意見を述べたりもしていました。

ライブチケットの転売については、ツイッターで批判をいただいていたこともあり、どこかで意見をまとめておこうと思ってはいるのですが、私のオピニオン記事にはどうやら需要がないようですので、なかなか気が進まないといった状況です。

ちなみに、いただいた批判と私の返信は下記の通りです。私の返信に対して返答がいただけなかったのもあって、より記事をまとめる気力が湧かないといったところです。

大分昔の記事で、自分でもどういった記事構成にしていたか覚えていなかったのですが、私の考えは下記のような感じになっています。

  1. チケットの転売で儲けを出している人が批判されているのは分かる
  2. でも金券ショップに来るお客様はほとんどが何らかの事情で行けなくなってしまった人
  3. 昔は受付していたこともあったが、今は取り締まりが厳しくなったから断っている
  4. 3ヶ月以上前に販売しているのに救済措置もないのはおかしくない?
  5. 現時点では救済措置がないのだから転売サイトを使うのはOKでは?

そんな中、一般社団法人日本音楽制作者連盟、一般社団法人日本音楽事業者協会、一般社団法人コンサートプロモーターズ協会、コンピュータ・チケッティング協議会の4団体が公式のチケットリセールサイトである「チケトレ」を2017年5月10日12時よりプレオープンしました。

個人的にもこの流れは歓迎していますし、経済的な観点からは問題ではなくても、道義的に問題がある営利目的でのライブチケット転売が少しでも減った方がいいと思っています。

そんなわけで、今回はチケトレがライブチケットの転売防止に効果があるかについて記事にしました。

今のところはチケットキャンプもおすすめです。

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チケトレはライブチケットの転売防止に効果があるか?

チケトレのコンセプト

まずはチケトレのコンセプトについて紹介します。チケトレの公式サイトにも記載がありますが、かいつまんで紹介していきます。

  1. チケットの出品は全て「定価」で行う
  2. 購入・出品の際に本人確認を行う
  3. 代金はチケトレが一時預かり
  4. 入場できなかったら全額返金
  5. チケットの購入証明書も発行する

チケトレがライブチケットを購入したけど何らかの事情で行けなくなってしまった人に向けて作られたサイトですから、チケットの出品が全て「定価」(サイトでは券面額という表記)で行われるのは当然だと思います。

また、出品者と購入者双方の本人確認を行うのも、取引の透明性や安全性を担保するためにも必要になります。確認方法は運転免許証や健康保険証、パスポートの画像アップロードと必要情報の登録になるようです。詳しくは該当の公式ページをご覧ください。

代金受け渡しに関しても振込間違いなどを防ぐため、チケトレが一時預かる形になるようです。この方法はヤフオクやチケットキャンプなどでも採用されている方法ですから、チケットの転売では一般的な方法と言えるでしょう。

入場できなかった場合には全額返金をすることやチケットの購入証明書を発行することで会場運営者に対してチケット入手経路が証明できるもポイントです。

チケトレは、定価での出品とすることで営利目的の転売は防ぎつつ、会場運営者や当日のスタッフにも配慮された素晴らしいシステム設計であると言えるでしょう。

チケトレの利用方法

チケトレは、出品でも購入でもマイページへの登録が必要になります。初回登録時には、本人確認のために、運転免許証・健康保険証・パスポートのいずれかを画像でアップロードする必要があります。

チケットが欲しくなってから登録をするのも面倒ですし、登録時の審査にどの程度時間がかかるのかも分かりません。もし、ライブへよく行く方でチケットを頻繁に探すような方は、あらかじめ登録しておいた方がいいかもしれません。

また、チケトレでは「発券済みの紙チケットのみ」を取り扱うようになっています。チケットの種類によっては出品の対象外になってしまう可能性もあるので、確認しておくことをおすすめします。

チケトレの手数料

気になるチケトレの手数料は下記のようになっています。

チケトレ利用手数料
立場 取引手数料 システム手数料 合計
出品者 チケット券面金額の10%
4,000円以下の
チケットは一律400円
登録口座への
送金1回380円
チケット定価の10%+380円
または
780円(4,000円以下のチケット)
購入者 チケット券面金額の10%
4,000円以下の
チケットは一律400円
チケット
購入金額の3%
チケット定価の13%
または
400円+購入金額の3%
(4,000円以下のチケット)

出品手数料は今だけ0円となっているようですが、全体的に手数料の高さが目立ちます。

チケトレの手数料が高いため
他転売サイトへのチケット流出が防げない

運営コンセプトは私が早く実施すべきと感じていたシステムそのままではありますが、現状のチケトレの手数料では、他の転売サイトにチケットを出品する人たちをチケトレのみの利用にするまでにはならないと思います。

その理由は単純で、ヤフオクやチケットキャンプの方がシステムの利用手数料が安くなっているからです。

ヤフオクでチケットを出品した場合にかかる手数料は8.64%ですし、チケットキャンプも同様です。他の転売サイトではもっと安いところもあるかもしれませんが、転売をシステム運用する場合、8.64%~10%程度の利用料がかかってしまうのは仕方がないのだと思われます。

ただし、ヤフオクもチケットキャンプも手数料は出品者のみが負担する形になるため、出品者からも購入者からも手数料を取るチケトレの手数料は倍以上となります。

どうしてもライブにいけなくなってしまった場合などに利用できる公式の救済措置とは言え、戻ってくるお金は多い方がいいと考える方もいるはずです。さらに、購入者としても手数料を上乗せしなくてもいいサイトがあるならそちらから先に買おうとする人もいるでしょう。

チケトレとしても、これだけのシステムを維持するために手数料が必要になるのは仕方がないことかもしれませんが、現状のチケトレの手数料で定価販売の縛りを設けるならチケットキャンプなどに任せてしまった方がいいような気もします。

出品者・購入者の双方から手数料を取る形式であれば、合計で8.64%以下にするか、せめて同じ金額にしなければ、その他の転売サイトを利用する方は減らないでしょう。

チケトレができたため、今までより転売チケットの摘発に力を入れる団体も出てきそうですが、業として維持できるレベルですら手数料は片方に8.64%でいいのに、倍以上の手数料を払えと言われて素直に3ヶ月以上前から販売されるチケットを購入するでしょうか?

今までよりはましになったとはいえ、客側に負担を押し付けている印象が拭えないのは私だけなのでしょうか?

チケトレの運営費は転売に反対している
アーティストやライブ運営者が負担するべきでは?

ライブチケットの営利目的の転売に対して、反対声明を出すのは分かります。お金を出せば何をしてもいいというわけではないですし、サービスの提供側にも提供先を選ぶ権利はあります。

やむを得ない事情でライブに行くことができなくなった人たちのための公式転売サイトとしてチケトレができたのは喜ばしいことではあります。ただ、現状の転売サイトよりも高い手数料を提示しておいて、「対策したから今後は転売チケット撲滅ね」なんて胸を張って言えるとは到底思えません。

仮に現状の手数料がシステムを維持するために必要な経費なのであれば、アーティストやライブ運営者側が現状の転売サイトよりも超過してしまうシステム手数料を負担することで、見かけ上は現状の転売サイトよりも手数料が安くなるような形にはすべきだと思います。

ここまでやって初めて、「チケトレ以外の転売サイトで購入したチケットは締め出し」という対応が可能になるのではないでしょうか?

私の現状の意見は、チケトレの趣旨には賛成するが本気で転売をやめさせる気があるのかは疑わしいというものです。

今のところはチケットキャンプもおすすめです。 と言わざるを得ません。

それでは今回はここまでです。最後までご覧いただきありがとうございました。

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